はい!どうも!にくです(^^)
今回は、釣れた魚の話ではなく、手漕ぎボート釣りで本当に怖い思いをしたときの話です。
風が強くなり、アンカーを上げようとしたところ、ボートの中へたくさんの水が入ってきました。体の位置を変えてみても、今度はボートの横から波を受け、また水が入ってくる。
そのとき、頭をよぎったのが「転覆」という言葉でした。
手漕ぎボートを漕ぐ力には、自分なりに自信がありました。でも、今回怖かったのは、帰るために漕ぎ始める前の、アンカーを回収する場面だったんです。
なぜ帰る判断が遅れたのか。どんな状況で危険を感じたのか。そして、それから何を変えたのか。自分への反省も込めて書いていきます。
先に、一番伝えたいこと。釣りよりも命を優先すること。風や波が強くなってから頑張るのではなく、余裕があるうちに釣りを切り上げることが大切だと感じました。
出船時は、普通に釣りができる状況だった
この日は、約3か月ぶりのボート釣りでした。
出船したときは、少し風を感じる程度。波も高くなく、ボートを漕ぐのにも問題はありませんでした。釣りも普通にできる状況だったんです。
だからこそ、あとから状況が変わったときに、気持ちを切り替えるのが遅れたのだと思います。
風の音が強くなり、波が高くなっていった
釣りをしているうちに、風の音が強くなってきました。それに合わせるように、波も徐々に高くなっていきました。
風の強まり方は急で、こちらの反応が遅れました。徐々に強くなっていくのではなく、1~2分で一気に強くなり後半には、海面に白波が立つようになっていました。
振り返ると、風の音が変わり、波が高くなり始めた時点で、もっと早く行動するべきでした。
「釣りをやめよう」と決めても、すぐに岸へ着くわけではありません。仕掛けを回収して、アンカーを上げて、そこからボートを漕いで戻る必要があります。その作業に使う時間と余裕まで、考えられていませんでした。
国土交通省の小型ボート向けの安全資料でも、波が高くなったり白波が見え始めたりした場合の早い帰航を呼びかけています。[2]
私自身は、白波を「そろそろ帰ろうかな」の合図にせず、その前の変化で撤収を決めたいと思っています。
なぜ、もっと早く釣りをやめなかったのか
約3か月ぶりで、とにかく釣りがしたかった
一番大きかったのは、久しぶりのボート釣りで、釣りをしたい気持ちが強かったことです。
せっかく来たのだから、もう少し楽しみたい。その気持ちが、早く帰る判断を鈍らせていたと思います。
でも、釣りに行けなかった期間が長くても、海の状況が良くなるわけではありません。自分の楽しみにしていた気持ちと、その場の状況を分けて考えるべきでした。
周りのボートも、まだ釣りをしていた
周囲には、釣りを続けているボートがありました。それも、自分が釣りを続けた理由の一つです。
周りも残っていると、どこか安心してしまうんですよね。
ただ、その人たちが何を見て判断しているのか、自分には分かりません。帰る場所や残っている体力、ボートの状態だって同じとは限りません。
周囲が帰っていないことを、自分が残る理由にしてはいけなかった。
自分の漕ぐ力を過信していた
もう一つは、「自分なら漕いで戻れる」という自信です。
ボートを漕ぐ力があることは、もちろん無駄ではありません。でも今回は、漕ぐ力を発揮する前に、アンカー回収中の浸水が起きました。
帰るためには、漕ぐ以外にもやることがある。慣れている作業でも、風や波が強くなると怖さがまったく違う。そのことを、身をもって感じました。
一番怖かったのは、アンカーを上げるとき
先端へ寄りすぎて、船内に水が入ってきた
アンカーを上げようとした際、私はボートの先端へ寄りすぎてしまいました。
すると、ボートの中へたくさんの水が入ってきました。
波がある中で、船内へ水が入ってくる。釣りを続けるかどうかを考えていたときとは違う、はっきりした怖さを感じました。
このときの反省は、アンカーを上げることに意識が向き、体重をどこへかけているかへの注意が足りなかったことです。
少し下がったら、今度は横から波を受けた
先端に重心が寄らないよう、私は少し後ろへ下がりました。
ところが、今度はボートの中央付近から横方向へアンカーロープを引く形になりました。そのとき、ボートが横から波を受ける状況になり、またたくさんの水が入ってきたんです。
そこで頭に浮かんだのが、「転覆」という言葉でした。
前へ寄りすぎるのは怖い。では、下がれば大丈夫かというと、それだけでは解決しませんでした。体の位置だけでなく、ロープを引く方向と、ボートが波を受ける向きにも注意が必要だったと感じています。
海上保安庁は、小型ボートでは人や荷物の配置に注意して低い姿勢を保つこと、横や後方からの波で浸水・転覆の危険があることを案内しています。[1]
「端で上げない」だけで終わらせない
自分への反省として、まず思ったのは「アンカーを上げるとき、端に寄りすぎない」ということでした。
ただ、今回の私のように、中央付近へ下がっても、横から波を受ける状況になることがあります。「真ん中に座って横へ引けば安全」と受け取ってほしくはありません。
アンカーやロープの設備はボートによって異なります。出船前に船宿へ、回収するときの姿勢、ロープを通す位置や引く方向、上がらないときの対応を確認しておきたいです。
そして、何よりも、そんな作業が怖くなるほど荒れる前に釣りを切り上げる。今回の経験から、私が一番変えたいのは、その判断のタイミングです。
帰れずに流され、救助を頼んでいたボートもあった
ほかのボートには、帰れずに流されて、船宿へレスキューを頼んでいたボートもありました。
周りも釣りを続けているからと安心していた自分にとって、考えさせられる状況でした。
ここで伝えたいのは、救助を頼むことが悪い、という話ではありません。自力での帰港が難しいときに、助けを求める判断は大切です。
私自身も、今後同じように困ったときには、自分の力だけで何とかしようとせず、早い段階で連絡しようと思っています。
動画で紹介
これからの釣りで、自分が変えたいこと
1.風が強まり始めたら、釣りを止めて帰港を始める
自分の中では、風が強くなり始めた時点で港に近い方へ戻り、波が高くなる前に上がる、という意識を持ちたいです。
ただ、港の近くへ移動したら、そのまま釣りを続けてよいという意味ではありません。悪化しているなら、途中で粘らず帰港を進める。すでに安全に移動するのが難しければ、無理に動かそうとせず連絡する。
「もう少し釣れそうか」よりも、片付け、アンカー回収、帰港までを余裕を持って終えられるか。その視点を忘れないようにしたいです。
2.体力や経験を、残る理由にしない
自分の漕ぐ力を過信しない。周りが残っていても、それを理由にしない。久しぶりに来た日でも、その日の海に合わせる。
特に、楽しみにしていた日ほど、帰りたくない気持ちが強くなると思います。そんなときこそ、今回のことを思い出したいです。
3.アンカー回収を含め、帰るための準備を考える
帰港は、漕ぎ始めてからだけの話ではありません。釣りをやめてから、実際にボートを動かせる状態にするまでの作業も含まれます。
アンカー回収のやり方を事前に確認すること。船内の荷物で動きにくくしないこと。そして、作業中に船が傾いたり水が入ったりしているのに、無理に作業を続けないことを意識したいです。
もしものときに備える、連絡手段と救助要請
ここからは、今回の体験を踏まえて調べた、安全のための補足です。
海上保安庁が呼びかけている基本は、ライフジャケットの常時着用、連絡手段の確保、海の緊急通報「118番」の活用です。[4]
スマートフォンは防水ケースなどで水濡れに備え、船宿の電話番号も出船前に確認しておきましょう。いざというときに取り出せるようにしておくことも大切です。
帰れない・浸水しているなど、危険なときは早く助けを求める。帰港に不安が出たら早めに船宿へ連絡し、対応を相談してください。浸水が続く、転覆しそう、自力で安全を保てないなど緊急性がある場合は、船宿からの返事を待たず118番へ通報します。
通報時は、現在地や目印、乗っている人数、ボートの特徴、浸水・漂流・けがの有無などを、分かる範囲で伝え、指示に従ってください。
国土交通省の資料では、船内へ大量に水が入ると不安定になるため、排水よりも身を守ることを優先するよう説明されています。水を出すことに夢中になって、さらに危険な姿勢を取らないようにしたいところです。[2]
また、万一転覆した場合、岸が見えていても、安易に船から離れて泳ごうとするのは危険です。海上保安庁は、浮いている船体につかまり救助を待つことを案内しています。[1]
「風速何mなら大丈夫?」だけで決めない
手漕ぎボートへ行くとき、風速の数字は気になると思います。
ただ、この記事の体験については、当日の正確な風速や波高を測った記録がありません。白波が立っていたことから、風速を決めつけることもできません。
船の形や荷物、釣り場、風向き、波の状態などで状況は変わります。予報の一つの数字だけを「ここまでは絶対に安全」という線にせず、船宿の基準と、その場の変化を確認してください。
私が今回反省しているのは、数字をいくつ読み違えたかではなく、実際に風や波が強まっているのに、釣りを続ける気持ちを切り替えるのが遅れたことです。
予報よりも実際には強風になることは良くあります。
まとめ|釣りよりも命を優先する
今回のことで、自分に言い聞かせたいことは、次の5つです。
- 自分の体力や漕ぐ力を過信しない。
- 周りが釣りを続けていても、自分の判断を遅らせない。
- アンカー回収では、体重の偏りだけでなく、引く方向と船の向きにも注意する。
- 風が強まり始めたら早く帰る行動を取り、波が高くなる前に上がる。
- 危険なときは無理をせず、早めに助けを求める。
約3か月ぶりのボート釣り。楽しみにしていたし、もっと釣りをしたかった。その気持ちは、今でも分かります。
それでも、船内へ水が入り、「転覆」という言葉が頭をよぎった怖さを思うと、もっと早く切り上げるべきでした。
釣りよりも命を優先する。
また次の釣りを楽しめるように。今回の反省を、自分のこれからの判断に生かしていきたいと思います。
皆さんも、どうか無理のないボート釣りを。最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
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参考にした公式情報
体験談は筆者の経験に基づき、安全面の補足には以下の資料を参照しました。ミニボート向け資料には動力船の説明も含まれます。レンタルの手漕ぎボートでは、利用する船宿の設備・ルール・指示を必ず確認してください。
- 海上保安庁「ミニボート航行時の注意」:船のバランス、横波・浸水、早めの帰航、転覆時の対応。
- 国土交通省「ミニボートに乗る前に知っておきたい安全知識と準備」(PDF):白波や波への注意、浸水した場合の身の安全。
- 海上保安庁「ミニボートに乗る時に必要な知識及び技量」:出航前の気象・海象確認。
- 海上保安庁「自己救命策確保3つの基本」:ライフジャケット、連絡手段、118番。






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