【初心者向け】手漕ぎボート釣りの始め方!必要な道具・乗り方・安全対策を実体験から解説

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はい、どうも! にくです!

皆さんは普段、どこで釣りをしていますか?

堤防や磯などのショアから? それとも遊漁船に乗って沖へ?

私も以前は堤防など、陸からの釣りが中心でした。しかし、釣りを続けていると、こんな悩みが出てきました。

●人気の釣り場は場所取りが大変
●季節によっては魚が岸から離れてしまう
●周囲の釣り人を考えると、できる釣りが限られる
●遊漁船は魅力的だけど、何度も乗ると費用がかかる

そんなモヤモヤを解消してくれたのが、手漕ぎボート釣りでした。

自分でポイントを選び、アジ釣り、泳がせ釣り、ジギング、エギング、タイラバなど、その日にやりたい釣りを自由に楽しめます。まさに、釣り好きにとっては夢のようなスタイルです!

ただし、自由度が高い分、自分で安全を判断する責任もあります。

この記事では、実際に手漕ぎボート釣りへ通ってきた経験をもとに、魅力、必要な道具、予約から帰港までの流れ、漕ぎ方やアンカーの扱い、安全上の注意点までまとめて解説します。

初めて挑戦する場合は、穏やかな日を選び、できれば経験者と同行するか、曳舟(ひきふね)サービスのある船宿を利用するのがおすすめです。

手漕ぎボート釣りとは?

大津港石田丸手漕ぎボート

大津港石田丸手漕ぎボート

手漕ぎボート釣りとは、その名のとおり、オールを使って自分でボートを漕ぎ、海に出て釣りをするスタイルです。

自分でポイントを決め、自分で仕掛けを選び、自分のタイミングで釣り方を変えられます。すべてを自分で考えて楽しめることが、最大の魅力です。

ただし、小さなボートでどこまでも沖へ行けるわけではありません。船宿ごとに航行可能な範囲や禁止区域、帰港時間などが決められています。受付時に必ず説明を聞き、その日の指示に従いましょう。

船宿によっては、2人乗り・3人乗りの手漕ぎボートのほか、免許不要の船外機付きボートを扱っているところもあります。料金、定員、出船時間、予約方法は変更されることがあるため、釣行前に公式サイトで確認してください。

手漕ぎボート釣りの4つの魅力

 1.魚がいるポイントへ移動できる

【ヒラメ】大津港

陸からの釣りでは、狙える範囲が限られます。人気の釣り場では、入りたい場所に入れないこともありますよね。

手漕ぎボートなら、船宿が定めた範囲内でポイントを移動できます。魚の反応がなければ場所を変えたり、水深や海底の地形を変えて探ったりできるため、陸釣りよりも選択肢が広がります。

もちろん、沖へ出れば必ず釣れるわけではありません。しかし、「魚がいそうな場所を自分で探しに行ける」という点は、大きな強みです。

 2.好きな釣りを自由に楽しめる

私が手漕ぎボート釣りで一番好きなのは、この自由度です。

アジを釣りながら、そのアジをエサにして泳がせ釣り。さらに手持ちの竿ではジギング……なんていう欲張りな釣り方もできます(笑)。

反応が悪ければタイラバへ変更したり、砂地へ移動してキスを狙ったり、その日の状況に合わせて釣りを組み立てられます。

ただし、竿を出しすぎるとボート内が狭くなり、仕掛けが絡んだり、移動時に危険が増えたりします。最初は1~2本に絞り、慣れてから増やすのがおすすめです。

3.遊漁船より費用を抑えやすい

料金は地域や船宿によって異なりますが、手漕ぎボートは1隻単位で貸し出されることが多く、2人で乗れば1人当たりの負担を抑えられます。

神奈川の大津港や森戸海岸では、2026年7月時点で1隻4,500~5,000円前後の船宿があります。ただし、エサ、氷、駐車場、曳舟などが別料金になる場合があります。必ず利用する船宿の最新料金を確認してください。

 4.海の上でリフレッシュできる

穏やかな日に海の上でゆっくり過ごす時間は、本当に気持ちがいいです。

ボートの上でのんびり

ボートの上でのんびり

自分で漕ぐ船宿では、ボートを漕ぐこと自体がよい運動になります。腕だけでなく、体幹や脚も使うため、思っている以上に全身運動です。

ただし、風や波がある日のボート漕ぎは「運動」というより修行です(笑)。無理をせず、船宿が出船を見合わせる日は素直に諦めましょう。

手漕ぎボートではどんな釣りができる?

手漕ぎボートでは、比較的ライトなタックルを使う釣りを中心に、さまざまな釣り方を楽しめます。

アンカーでボートを固定して行う釣り

・アジのビシ釣り・サビキ釣り
・コマセ真鯛
・シロギス釣り
・泳がせ釣り
・胴付き仕掛けの根魚釣り、カワハギ釣り
・エギング

ボートを流しながら行う釣り

・タイラバ
・ジギング
・ティップランエギング
・一つテンヤ
・泳がせ釣り

流し釣りは、風や潮によってボートが想像以上に動くことがあります。航路や養殖施設、ほかのボートへ近づく危険もあるため、海域とボート操作に慣れてから挑戦しましょう。船宿によっては流し釣りやアンカー禁止区域について独自ルールがあります。

1日にいろいろな魚を狙えるのは大きな魅力ですが、欲張りすぎると全部中途半端になることもあります(笑)。最初に「本命」と「保険の釣り」を決めておくと、タックルを減らしやすくなります。

初心者が用意したい持ち物

[手漕ぎボートに積み込んだ竿やクーラーボックスなどの釣り道具]

[手漕ぎボートに積み込んだ竿やクーラーボックスなどの釣り道具]

絶対に用意・確認したいもの

ライフジャケット

落水時に命を守る最重要装備です。出船から帰港まで必ず正しく着用しましょう。

免許不要の手漕ぎボートでは、法律上の扱いがエンジン付き小型船舶と異なる場合がありますが、安全のため**国の安全基準への適合が確認された桜マーク付き**をおすすめします。無料で貸し出す船宿も多いため、予約時に確認してください。

「桜マーク」とは国土交通省の定めた基準に従い、国に代わってJCI(日本小型船舶検査機構)がライフジャケットの製造に立ち会い、安全性を確認、承認したうえで押される桜型の印です。

「桜マーク」付きのライフジャケットを選択しましょう!

自分が使っている物をご紹介します。

 

 竿・リール・仕掛け

狭いボート内では長すぎる竿は扱いにくいため、狙う魚にもよりますが、

ボート釣りに適した竿の長さは2m前後です。あまり長いと狭いボート上では上手く扱えなくなります。

釣具屋でやりたい釣りを店員に伝えると優しく教えてくれますよ(^^)

ちなみに、僕が釣具屋で店員さんに

(にく)
ボート釣りで基本的にはアジを狙ってますが、真鯛等にも対応できる竿が欲しいです!

と伝えてオススメしていただいたのが「アナリスターライトゲーム73 M-190」です!

本当にいい竿!もう1本買い現在では2本使っています。


リールは2000~3000番程度のスピニングリールや、小型ベイトリールが使いやすいでしょう。真下へ落とす釣りが中心なら、着底を取りやすく手返しのよいベイトリールも便利です。

仕掛け、オモリ、ジグ、タイラバ、エギなどは、狙う魚と水深に合わせて準備します。現地で購入できる場合もありますが、在庫がない可能性もあるため事前確認がおすすめです。

タモ網

予想外の大物が掛かることがあります。タモがなく、抜き上げようとして目の前でバラす悔しさは相当です……。海へ落とした道具やゴミを回収するときにも役立ちます。

クーラーボックスと氷

釣った魚、飲み物、食べ物を保冷するために必要です。ボート内は狭いため、大きすぎるものは邪魔になります。2人で乗る場合は、可能なら1つにまとめましょう。

濡れてもよい靴

乗り降りの際に浅い海へ入る船宿があります。長靴やマリンシューズなど、滑りにくく濡れてもよい靴を選びます。サンダルは脱げやすく、足を傷める危険があるので注意してください。

防水バッグ・スマートフォンの防水ケース

波しぶきや濡れた道具で、荷物は想像以上に濡れます。スマートフォンは防水ケースに入れ、身体またはボートに結び付けられる状態にしておくと安心です。私が使っていてとても気に入っているのはコチラ。

竿受け・尻手ロープ

波や不注意で竿を落とすことがあります。竿、タモ、スマートフォンなど、失くしたくない物には落下防止対策をしましょう。

自分も何回か落としてます(;´・ω・)

ちなみに、自分の行ったボート店すべてのボートに取り付けが可能で、使い勝手がとても良いロッドホルダーを紹介します。

自分は4つも買いました(笑)

飲み物・日焼け対策・雨具

海上には日陰がありません。季節にかかわらず、十分な飲み物、帽子、日焼け止めを用意します。暑い時期は特に熱中症へ注意してください。雨具は防寒着としても役立ちます。

タオル・クッション・ゴミ袋

タオルは手や道具を拭くために使います。ボートの硬い座面へ長時間座るため、クッションもあると快適です。仕掛けの袋やコマセ袋などのゴミは、必ず持ち帰りましょう。

クッションは水洗いできるものが良いですよ!

あると便利なもの

・水くみバケツ
・エアーポンプ
・魚を生かしておくビク
・魚群探知機
・酔い止め薬
・道具や手を洗うための真水
・滑り止め付きの手袋
・ハサミ、プライヤー、フィッシュグリップ※必須に近い

船宿で借りられる物もあります。持ち物を増やしすぎるとボートが狭くなり、重さも増えるため、レンタル品を事前に確認すると荷物を減らせます。

予約から帰港までの流れ

[森戸海岸で出船準備をする手漕ぎボートと釣り人]

[森戸海岸で出船準備をする手漕ぎボートと釣り人]

1.船宿を選び、予約方法を確認する

船宿によって、電話予約、オンライン予約、当日受付など方法が異なります。

予約時には、出船・帰港時間、料金、駐車場、ライフジャケットやバケツなどのレンタル品、エサ・氷の販売、曳舟の有無を確認しましょう。

2.受付をする

当日は受付用紙へ必要事項を記入し、船代、エサ、仕掛けなどの料金を支払います。

このときに「今釣れている魚」「おすすめポイント」「危険な場所」「当日の風向き」を聞いておきましょう。地元の海を毎日見ている船宿の情報はとても重要です。

3.陸上で出船準備をする

揺れるボート上で長時間仕掛けを作ると、船酔いしやすくなります。竿とリールの準備は、できるだけ陸上で済ませておきます。

ただし、針やルアーをむき出しにしたまま乗り込むと危険です。針先はカバーするか、仕掛けの取り付けだけ海上で行いましょう。

ライフジャケット、飲み物、スマートフォン、雨具なども最終確認します。

4.荷物を積み、1人ずつ乗船する

荷物は左右や前後へ偏らないように積みます。船宿スタッフの合図があったら、荷物を持たずに1人ずつ乗り込みましょう。

ボートの縁へ体重をかけず、できるだけ中心線上へ足を置き、低い姿勢で乗ります。乗船方法は船宿によって異なるため、必ず現地の指示を優先してください。

5.釣りをする

海上では常に、風、波、潮の流れ、ほかの船との距離、岸までの距離を確認します。

ポイントへ着いても、いきなり竿を何本も出さず、まずはボートの安定や周囲の状況を確認しましょう。天候が悪化し始めたら、釣果よりも帰港を優先します。

6.余裕を持って帰港する

手漕ぎで帰る場合、向かい風になると行きよりも時間がかかります。帰港時間ぎりぎりまで釣りをせず、十分に余裕を持って切り上げましょう。

曳舟を利用する場合は、指定の時間と集合場所を守ります。岸へ着いたら勝手に立ち上がらず、スタッフの合図に従って1人ずつ降りましょう。

ボートを漕ぐときのコツ

初めての人は、腕の力だけでオールを引こうとして、すぐに疲れてしまいがちです。

上半身だけでなく、体重移動を使って身体全体でゆっくり漕ぐと、少ない力で進みやすくなります。オールのブレードを深く入れすぎると重くなるため、必要以上に水中へ沈めないこともポイントです。

ボートの漕ぎ方

ボートの漕ぎ方

手のひらにはマメができやすいため、滑り止め付きの手袋があると便利です。

横から波を受け続けるとバランスを崩しやすくなります。海上保安庁も、小型ボートは横波や後方からの波で転覆・浸水する危険があると注意喚起しています。波の向きと船宿の指示を確認し、無理な航行はしないでください。

ボートを漕ぐのが不安な方は曳舟(ひきふね)サービスのあるボート店(葉山釣具センターやオオモリボート)がおススメです。

石田丸や相川ボートのように漕がなくてはいけないボート店では、出船時にボートが混んで漕ぎにくいので慣れていない方は、慣れていないことをスタッフに伝え一番最後に出船しましょう。

アンカーを使うときの注意点

手漕ぎボートでは、アンカーを下ろしてボートを固定することがあります。

アンカーを落とす前に、水深、風向き、潮の流れ、周囲のボート、航路、養殖施設、アンカー禁止区域を確認しましょう。ボートはアンカーを下ろした位置で止まるとは限らず、ロープが張るまで風下・潮下へ移動します。

アンカーロープをどの程度出すかは、アンカーの種類、水深、海底、風や潮、船宿の設備によって異なります。受付時にその船宿の使い方を確認してください。

引き上げるときは、ボートの端へ身体を寄せすぎず、低い姿勢で作業します。根掛かりした場合は、力任せに引かず、まず船宿へ連絡して指示を受けるのが安全です。

手漕ぎボート釣りで必ず守りたい安全対策

手漕ぎボートでは、自分が船長です。自由に釣りができる一方、帰港の判断や周囲の安全確認も自分で行う必要があります。

出船前に天気と海の状況を確認する

一般の天気予報だけでなく、海上の風、波、警報・注意報を確認します。海上保安庁は、ミニボートの航行目安として「風速4m/s以下・波高20cm程度まで」を案内していますが、これは「この範囲なら必ず安全」という意味ではありません。

手漕ぎボートは人力で戻る必要があり、地域や風向きによって危険度が変わります。船宿が出船中止と判断したら従い、少しでも不安があれば出ないことが大切です。

ライフジャケットを正しく着用する

船宿を出る前に着用し、帰港して降りるまで外さないようにします。膨張式はボンベや作動装置の期限・状態も確認してください。

ボートの上で立たない

手漕ぎボートは、人の体重移動だけでも大きく傾きます。基本的に立ち上がらず、物を取るときも低い姿勢で動きます。

2人乗りでは、2人同時に同じ方向へ身体を寄せないよう、お互いに声を掛け合いましょう。

航路・養殖施設・ほかのボートへ近づかない

大きな船は急に止まれず、手漕ぎボートは相手から見えにくい存在です。航路を避け、漁業者の作業や養殖施設の邪魔にならない場所で釣りをします。

大型船の引き波を横から受けると危険です。周囲を定期的に見渡し、船が近づいていないか確認してください。

連絡手段を確保する

船宿の緊急連絡先をスマートフォンへ登録し、防水・落下防止対策をします。同行者や家族にも、利用する船宿と帰港予定時刻を伝えておきましょう。

海上で事故や遭難が起きた場合の緊急通報は「118番」です。自分の位置を伝えられるよう、スマートフォンの地図やGPSも活用します。

トイレは出船前に済ませる

手漕ぎボートには基本的にトイレがありません。無理にボートの縁へ寄ったり、立ったりするのは危険です。出船前に済ませ、必要ならトイレ休憩の送迎に対応する船宿を選びましょう。

初心者におすすめの釣行プラン

初回からタイラバ、アジ、泳がせ、ジギング、エギングを全部持ち込むと、ボート内が道具だらけになります。

まずは次のようなシンプルな組み合わせがおすすめです。

1. アジのビシ釣りまたはサビキ釣りをメインにする
2. 小アジが釣れたら泳がせ釣りへ挑戦する
3. 予備として小型ジグを1セットだけ持っていく

これなら荷物を増やしすぎず、アジを確保しながらヒラメや青物などの大物も狙えます。

最初の目標は、沖の遠いポイントへ行くことではありません。近場でボート操作に慣れ、安全に時間どおり帰ってくることを最優先にしましょう。

手漕ぎボート釣りの様子を動画で紹介

私はYouTubeの「にく釣りチャンネル」で、神奈川の手漕ぎボート釣りを中心に動画を配信しています。

実際のボート上の様子や釣り方を見たい方は、こちらも参考にしてください。

【神回】超巨大座布団ヒラメを釣り上げた!@神奈川県横須賀市大津港手漕ぎボート釣り


【ボート釣り】ボート泳がせで大物連発。アジもたくさん。


【手漕ぎボート釣り】大物連発!過去一の爆釣!全部やる!@大津港石田丸


【手漕ぎボート釣り】鯛連発!ボートの乗り方!@森戸海岸

 

まとめ:安全を優先すれば、手漕ぎボート釣りは最高に自由で楽しい

手漕ぎボート釣りは、自分でポイントを選び、好きな釣りを自由に組み合わせられる、とても魅力的な釣りです。

アジ釣りをしながら泳がせ釣りをしたり、反応がなければタイラバやジギングへ切り替えたりと、その日の海に合わせて自分だけの釣りを組み立てられます。

その一方で、風、波、潮、航路、帰港時間などを自分で判断しなければなりません。釣果よりも安全を優先し、船宿のルールと指示を守ることが大前提です。

まずは穏やかな日に、近場のポイントで無理をせず楽しんでみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

これからも「にくの釣りブログ」と「にく釣りチャンネル」で、神奈川の手漕ぎボート釣りに役立つ情報を発信していきます。

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